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笑顔のおうちクリニックを利用する「皆さまの声」





入院時では困難だった、自分の趣味や家族との食事も、在宅診療にして自宅へ戻ってきたことで実現しました!主人の満面の笑顔は忘れる事ができません。

主人は入院をしておりまして、入院生活が長かったこともあり、自宅で一緒に過ごす事ができたらとずっと願っていました。入院生活では、私が毎日行ったとしても常に一緒にいられるというわけではありませんから、私たち家族としては、できれば一緒に生活をしたかったし、同じ空間にいたかったのが本音ですね。
入院生活では家族との時間はもちろん、食事など、さまざまな点で家族ができることには限度がありますので、自宅で同じ食卓を囲み同じ時間を過ごしたいなという気持ちは日に日に増していきました。そういった想いを担当医に相談したところ、在宅診療というシステムを教えてくれて、笑顔のおうちクリニックを紹介して頂いたんです。
自宅でも診療を行えることを知って、なんて良いシステムなんだろうと驚きました。そして、在宅診療に切り替える際に、担当医と笑顔のおうちクリニックの医師が引き継ぎのカンファレンスを行ってくださって、私たちも同席させて頂いたんです。
初めての経験だった私たちにとっては、こうして医師同士が患者の状態などをしっかりと話し合って引き継ぎを行うことは、医療の業界では当たり前のことなんだと思っていたんです。
しかし、後から看護師さんに伺った所、医師同士がカンファレンスを行って、しっかりと引き継ぎをするということはほとんどない事だそうで、ここまでしっかりとカンファレンスを行うのは珍しいとのことでした。それを聞いて、本当に患者のことを想う素晴らしいお医者さんに出会ったんだと実感しましたね。
おかげさまで、自宅に戻ってきてからの在宅診療は、先生も主人の容態など分かってみえるのでスムーズでした。主人も自宅での生活を望んでいたようで、実際、自宅での診療に切り替えが決定して、退院する当日は身の回りの荷物をきちんとまとめて、すぐにでも帰れる状態でベッドに座っていましたから、それを見た時に、在宅診療をお願いしてよかったなと心から思いましたね。
ただ、主人の容態は、自宅に戻る時点でお世辞にも良いとは言えませんでした。体の状態的にも、自宅へ戻る事は困難と言われていましたが、自宅へ戻ると、不思議と元気が出てきたんです。食欲も以前より出てきましたし、先生もビックリされるほどでした。
それはやはり、主人が望んでいた自宅での生活が実現したからではないでしょうね。主人の嬉しそうな笑顔を見ることは、家族である私にとっては本当に心の支えになりました。そして、誕生日には大好きなドラゴンズのドーム観戦にも行く事ができて、本当に喜んでいましたよ。
亡くなる2日前には、娘達が迎えに来てくれて、車椅子で一緒に食事にも出かけました。入院ではそうしたこともできないですから、自宅に戻ってくる事ができて、本当に良かったと、その時改めて思いました。
周りの友人や親戚達は、「幸せなご主人だね」と皆口を揃えて言ってくれるんですよ。これも、本当に笑顔のおうちクリニックの手助けがあってのことですし、家族や私一人の力では絶対にできなかったことなので、心から感謝しています。
先生も本当に良い先生で、病状の事などを話す際は私と別室で詳しくお話頂いて、主人の前に出る時は、表情をコロっと変えて、満点の笑顔で「どうですか、奥村さん!」と元気に明るく接して下さいました。
それを見た時は、「あぁ、やっぱり笑顔のおうちクリニックだけあって、本当に患者の前では笑顔を絶やさないんだな!」と感心しました。心の面でも笑顔のおうちクリニックにはとても支えて頂いたと思います。
安心できる自宅での療養は、病気を心から直していく効果があるのではないかと私は思います。もっと同じ様に悩んでいる方がいたら、在宅診療というシステムを知って頂きたいなと思います。
